no lifting care
ノーリフティングケア
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機械を使うのは抵抗が…
「抱え上げない介護」のことは知ってる?
ノーリフティングケアってやつね
そう、海外の介護現場では既に常識!
でも、正直こんな風にリフトを使うの
抵抗あるわー
それ分かる。
機械を使うとなんとなく温かみがないっていうか
そうそう、それ
でも、ノーリフティングケアのことを理解すると
そうとも言えないんだよ。
じゃー、今すぐ理解したいから、分かりやすく
教えて!
OK!
例えば、自分の足で体重を支えることが出来ない
ご利用者の移乗介助の場面。
この場面でノーリフティングケアの役割は?
スタッフが大変だから、
リフトで持ち上げる!
違うけど、間違いではないね。次の場面で
ノーリフティングケアの役割について説明するよ。
意外と知られていないメリット
抱える介助について
確かにスタッフの腰痛防止とかのメリットも大き
いけど、実はそれ以上にご利用者にメリットが
あるんだよ!
えーーー!そうだったの?
実は無理に抱え上げられることで、ご利用者も
かなり緊張するんだよ。
確かに全身に力が入っているわね
身体が緊張するということは、心もドキドキして、
リラックス状態とはほど遠い。
でも、一般的に、介護スタッフが目指してるのは、
「ご利用者に安心してゆっくり過ごしてもらいたい」
とかでしょ?
あっ、矛盾しているわ。
だよね。そうなると、当然食欲不振や便秘、不眠
なんかの原因にもなるし
さらに身体の緊張は関節の拘縮も引き起こすから、
ご利用者にとってかなり大変なことになる。
えー!
「日本の寝たきり老人の多さは抱える介助で
頑張ってしまった結果」とさえ
言っている人もいるくらいなんだよ。
今まで一生懸命介助してきたのがむしろ悪影響
だったなんて…考えたくないわぁ
その可能性があるからこそ、まずはこういった
ご利用者への影響を理解しないといけないんだ。
スタッフの腰痛防止ってだけなら、「私たちが
頑張れば良い」ってなりそうだもんね。
そうなんだよ。「私は腰痛がないから大丈夫」とか、
「このご利用者は体重が軽いから平気」とか。
「あるある」ね。
役割とメリット
だから僕は、ノーリフティングケアは、まずは
ご利用者のため、そして同時にスタッフの健康の
ため、という捉え方がちょうど良いと思ってる。
それだとスタッフも、リフトを使うことへの
罪悪感もなくなるわよね。
いや、そもそも、ほとんどのご利用者はリフトで
持ち上げられても怖がらないしね。
え?そうなの?
体験したら分かるけど、かなり快適だよ。
ていうか、そもそも怖い思いをさせてしまうと
緊張するから、意味ないよね。
あっ、そりゃそうだ
移乗用のリフトはノーリフティングケアの代表の
ような存在だけど、これはたくさんの手段の一つ
であって、他にも色んな介助方法があるんだよ。
これはスライディングボードを
使用している場面ね
あくまで、目的はご利用者を緊張させずに移乗
すること!
そこの考え方は
常に押さえておきたいわね
そうそう、もう一つの目的であるスタッフの腰痛
防止なんだけど、これはもう圧倒的な効果!
私なんか小柄で
体力もないから助かるわ
ほとんど力を使わないからね。おかげで70歳に
なっても介護現場でバリバリ働いてる人もいるとか
経験者が語る本音の声
特別養護老人ホーム 元気の家
理学療法士 弦本 啓子 さん
拘縮予防にも期待
ノーリフティングケアによる介助者の負担軽減は明らかに効果がありました。
ご利用者の目線で考えた際も、不安感を抱かせないことや拘縮予防へとつながることの大切さを実感しており、今後のさらなる成果に期待大ですね!
特別養護老人ホーム 元気の家
介護スタッフ 小野 結加 さん
ご利用者が笑顔に
あらためて思い返すと、以前は無理な介助をしていたかもしれません。
今では、私たちもご利用者もより安心安全な方法で介助が可能となり、移乗の際には、ご利用者の笑顔も見られます。
導入して本当に良かったです。
四ツ葉会の考え
でも、その分色んな技術を勉強しないと
いけないんでしょ?
これからの介護職員にとっては必須の技術になる
かもね。ちなみに四ツ葉会では、リハビリスタッフ
による研修会や現場での個別の指導によって入社時
から無理なくノーリフティングケアを学べるよ。
それは安心ね
ついでに言うと、ご利用者に後ろから急に
声をかけないとか、介助時には丁寧に説明するといった、
いわゆる接客面の研修にも力を入れてるよ。
丁寧な関わりによる安心感がノーリフティング
ケアのベースになるものね。
そういうこと!その積み重ねが理念である
「元気を創る」につながっていくからね。
利用者もスタッフも元気に!
よく分かったわ。今後は日本でも、
抱え上げない介助が常識になりそうね。
あなたの個性を仕事に活かす
職員ひとりひとりの思いや知識、
得意なこと、やりたいこと、
キャリアプランなどの
個性を尊重し、自分を活かしながら
やりがいを感じられる
施設を目指しています